司門衛(読み)しもんえ

精選版 日本国語大辞典 「司門衛」の意味・読み・例文・類語

し‐もんえ‥モンヱ【司門衛】

  1. 〘 名詞 〙 奈良時代、天平宝字二年(七五八八月藤原仲麻呂恵美押勝)が衛門府を一時的に改称した名。
    1. [初出の実例]「衛門府、禁衛諸門、監察出入、故改為司門衛」(出典:続日本紀‐天平宝字二年(758)八月甲子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の司門衛の言及

【衛門府】より

…宮門(中門)・宮城門(外門)の守衛,出入りする人物・資財の点検を主たる職務とし,また隼人司を管した。758年(天平宝字2)司門衛と改称したが,764年旧に復した。808年(大同3)左右衛士府に併されたが,811年(弘仁2)には左右衛士府を左右衛門府と改称,左右近衛,左右兵衛4府と並ぶ六衛府制の一環としての左右衛門府が成立した。…

※「司門衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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