合川(中国)(読み)ごうせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「合川(中国)」の意味・わかりやすい解説

合川(中国)
ごうせん / ホーチョワン

中国、重慶(じゅうけい)市西部に位置する同市の市轄区。人口154万4300(2015)。嘉陵江(かりょうこう)、涪江(ふこう)、渠江(きょこう)が区内で合流する。古来、この3河川の水運要地で、今日でも3河川上流域からの農産物薬草などの集散地である。周辺地域の綿作・養蚕による綿・絹の紡織工業がみられ、東部に華(かきん)山、南部に天府などの石炭産地がある。別称の合州(ごうしゅう)は、かつて合州の行政中心地であったことによる。

[小野菊雄・編集部 2017年6月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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