吉原言葉(読み)ヨシワラコトバ

デジタル大辞泉 「吉原言葉」の意味・読み・例文・類語

よしわら‐ことば〔よしはら‐〕【吉原言葉】

江戸吉原遊郭で、遊女などが使った特殊な言葉。さとことば。ありんすことば。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吉原言葉」の意味・読み・例文・類語

よしわら‐ことば よしはら‥【吉原言葉】

〘名〙
① 江戸吉原の遊郭で遊女などが用いた特殊なことば。ありんすことば。
浮世草子好色二代男(1684)一「里の童の花あらすを、それしばし、枝折事はいやよと、江戸のよし原言葉(ハラコトバ)を聞くに、猶ゆかしく」
② あどけなく見せること。
滑稽本浮世床(1813‐23)二「諸事あどけなく見せるを俗に葭藁言(ヨシハラコトバ)と云ひやす」

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