吉富町(読み)よしとみまち

日本歴史地名大系 「吉富町」の解説

吉富町
よしとみまち

面積:五・六八平方キロ

県の東端築上郡の北東端部に位置し、北は周防灘、西は豊前市、南は新吉富村、東は大分県中津市に接する。東を山国やまくに川、西を佐井さい川に限られた、両川の下流域および河口部の平坦地に立地する。南東部でくろ川が山国川に合流している。中央をJR日豊本線が横断し吉富駅がある。日豊本線に並走して主要地方道の中津―豊前線、中津―吉富線が通り、同線から分岐して南へは吉富―本耶馬渓ほんやばけい線、山内やまうち―吉富線が通っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉富町」の意味・わかりやすい解説

吉富〔町〕
よしとみ

福岡県東端,周防灘にのぞむ町。 1942年町制。山国川河口左岸の三角州を占め,米作のほか,北九州向けの野菜栽培が盛ん。沿岸では漁業,ノリの養殖が行われる。高浜製薬の大工場があり,工業の町ともなっている。古社寺の八幡古表神社,鈴熊寺があり,女神騎牛像や薬師如来像など重要文化財を所蔵する。八幡古表 (こひょう) 神社の傀儡子 (くぐつ) の舞と相撲は重要無形民俗文化財で,47体の傀儡子は重要有形民俗文化財に指定されている。 JR日豊本線,国道 10号線が通る。面積 5.72km2人口 6536(2020)。

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