吉川経幹周旋記(読み)きっかわつねもとしゅうせんき

改訂新版 世界大百科事典 「吉川経幹周旋記」の意味・わかりやすい解説

吉川経幹周旋記 (きっかわつねもとしゅうせんき)

長州藩を中心とする幕末維新史料集。26巻。長州藩の一支藩,岩国藩藩主であった吉川経幹(1829-69)は,1861年(文久1)ごろから幕府朝廷と長州藩の間の周旋をし,一時,長州本藩の対外的な代表者であった。本書は,68年(明治1)に至る当時の原史料を,井上尚志,戸川勿らが編年体に編纂したもの。81年成立。《日本史籍協会叢書》6冊に所収
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android