吉田(新潟県)(読み)よしだ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「吉田(新潟県)」の意味・わかりやすい解説

吉田(新潟県)
よしだ

新潟県中央部、西蒲原郡(にしかんばらぐん)にあった旧町名(吉田町(まち))。現在は燕(つばめ)市の北部を占める地域。旧吉田町は1924年(大正13)町制施行。1954年(昭和29)米納津(よのうづ)、粟生津(あおうづ)の2村と合併。1957年分水(ぶんすい)町の一部、1960年岩室(いわむろ)村の一部を編入。2006年(平成18)燕市に合併。JR越後線(えちごせん)と弥彦線(やひこせん)が交差し、国道116号、289号が通じる。近世は西川舟運の河岸場(かしば)町で、六斎市(ろくさいいち)の立つ市場町として栄え、晒木綿(さらしもめん)の特産地として知られた。第二次世界大戦後、隣接の燕市の輸出洋食器の発展で工業都市化運動が盛んとなり、工業団地、住宅団地の造成で大企業の進出をみ、金属洋食器、鉄鋼、一般機械、電気輸送機械などの工場がある。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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