吉田文之(読み)よしだ ふみゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田文之」の解説

吉田文之 よしだ-ふみゆき

1915-2004 昭和-平成時代の象牙工芸家。
大正4年4月23日生まれ。父立斎(りっさい)に象牙の表面を染め,撥(は)ね彫りで文様をほる撥鏤(ばちる)の技法をまなぶ。昭和9年商工省工芸展で受賞し,戦後は日本伝統工芸展などで活躍。正倉院宝物(紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく))の復元つくし,染色でもぼかしなどの技法を開発した。60年撥鏤で人間国宝。平成16年12月19日死去。89歳。奈良県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android