吉田知子(読み)ヨシダトモコ

デジタル大辞泉 「吉田知子」の意味・読み・例文・類語

よしだ‐ともこ【吉田知子】

[1934~ ]小説家静岡の生まれ。本姓吉良きら。「無明長夜」で芥川賞受賞。他に「満洲は知らない」「箱の夫」「お供え」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田知子」の解説

吉田知子 よしだ-ともこ

1934- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和9年2月6日生まれ。戦後樺太(サハリン)からひきあげる。昭和38年夫の吉良任市と同人誌ゴム」を創刊,45年「無明長夜」で芥川賞。人間の孤独実存を追究し,59年「満洲は知らない」で女流文学賞,平成4年「お供え」で川端康成文学賞,11年「箱の夫」で泉鏡花文学賞。静岡県出身。名古屋市立女子短大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android