吉祥寺門前(読み)きつしようじもんぜん

日本歴史地名大系 「吉祥寺門前」の解説

吉祥寺門前
きつしようじもんぜん

[現在地名]江東区木場きば六丁目

洲崎すさき弁天社別当吉祥寺の門前町屋。木場町の南、平野ひらの川に架かる江島橋の南側に位置する。深川吉祥寺ふかがわきつしようじ門前とも称した。文政町方書上によれば、元禄一三年(一七〇〇)吉祥寺が一千一七〇坪の土地を拝領し、同一五年うち三四〇坪余が門前町屋として許可されて成立。延享二年(一七四五)町奉行支配となる。坪数は南側・表門並・飛地を含め三四〇坪余。家数八、うち家主一・地借七。木場町との間に架かる江島橋は元禄一三年年寄女中江島が寄進したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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