吉納(読み)キノ

デジタル大辞泉 「吉納」の意味・読み・例文・類語

キノ(kino)

インド原産のマメ科高木キノなどの樹液を乾燥させた、暗褐色のゴム状の物質タンニンを含み、染色などに使用。
[補説]「吉納」とも書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吉納」の意味・読み・例文・類語

キノ【吉納】

〘名〙 (kino アフリカ原住民の語に由来)
① マメ科の高木。インド原産で、まれに栽培される。高さ一〇メートルを越える。葉は五~七小葉からなる羽状複葉。各小葉は楕円形先端はへこむ。花は黄色または白色果実には翼(よく)がある。樹液を下痢止め、出血止めに用いる。
② ①の樹液を乾かした暗褐色のゴム状のもの。また、ユーカリ一種やマメ科の別の樹の同様な樹液。タンニンを含み、染色、革なめし、薬用などに用いられる。赤膠。〔医語類聚(1872)〕

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