吉舎川之内村(読み)きさかわのうちむら

日本歴史地名大系 「吉舎川之内村」の解説

吉舎川之内村
きさかわのうちむら

[現在地名]吉舎町吉舎川之内

つじ村の北、馬洗ばせん川とその支流戸張とばり川の合流点西岸に形成された沖積平地に立地。対岸丸田まるだ村。元和五年(一六一九)の備後国知行帳は「川ノ内村」として記し高一八二・九一三石とある。同じ三谿みたに郡内の馬洗川と美波羅みはら川の合流点にも川之内村(現三次市)があるので、当村を吉舎川之内村といい、一方の江田川之内えたかわのうち村と区別する。

享保二〇年(一七三五)の三谿郡高畝概帳(福永家文書)によれば、寛文一一年(一六七一)の地詰で村高一八三石余(畝一九町余)と決められており、反当収量は九斗二升余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報