同時計数法(読み)どうじけいすうほう(英語表記)coincidence method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「同時計数法」の意味・わかりやすい解説

同時計数法
どうじけいすうほう
coincidence method

コインシデンス法ともいう。2個以上の計数管同時粒子が入射した現象のみを計数する方法。そのための回路を同時計数回路という。 1928年 W.ボーテと W.コルヘルスターが初めてこの回路を使用したが,30年 B.ロッシ性能のよいものをつくったので,ロッシの回路とも呼ばれる。同時計数法の1種として遅延同時計数法があり,1つの入力パルスを遅延ケーブルにより一定時間遅らせて,関連する別の入力パルスと同時計数させる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android