名にし負う(読み)ナニシオウ

デジタル大辞泉 「名にし負う」の意味・読み・例文・類語

にし・う

《「」は強意副助詞》「名に負う」に同じ。「―・う富士の高嶺
「―・はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」〈伊勢・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名にし負う」の意味・読み・例文・類語

な【名】 に し負(お)

  1. ( 「し」は強意の助詞 )
  2. な(名)に負う
    1. [初出の実例]「名にしおはばいざこととはむ宮こどりわが思ふ人は有りやなしやと〈在原業平〉」(出典:古今和歌集(905‐914)羇旅・四一一)
  3. な(名)に負う
    1. [初出の実例]「名にしおふ 浅香の沼の花かつみ」(出典:宴曲・宴曲集(1296頃)四)

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