名もなき家事(読み)なもなきかじ

知恵蔵mini 「名もなき家事」の解説

名もなき家事

家事うち、「掃除」「洗濯」「料理」のように具体的な名称のない作業のこと。ゴミの分別、脱ぎっぱなしの服の片付け、トイレットペーパー補充といった細々とした作業を指す。2017年に住宅メーカーの大和ハウス工業株式会社が発表した「共働き夫婦の『家事』に関する意識調査」の中で、こうした作業が「名もなき家事」として紹介されたことにより、広く知られるようになった。同調査では、夫の多くは「名もなき家事」を家事だと認識しておらず、その9割ほどを妻が担っているという実態が明らかにされており、女性の共感を呼んでいる。

(2019-6-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android