名を借りる(読み)ナヲカリル

デジタル大辞泉 「名を借りる」の意味・読み・例文・類語

・りる

他人名義を借りる。「友人の―・りて申し込む」
表面上の口実にする。「慈善事業に―・りた売名行為」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名を借りる」の意味・読み・例文・類語

な【名】 を 借(か)りる

① 他人の名義を使わせてもらう。
洒落本・大通秘密論(1778)「今戯場(しばい)に行(する)助六は、彼高砂の助六が其名(ナ)をかりて」
② うわべの口実にする。
露団々(1889)〈幸田露伴〉六「道徳の名(ナ)を借(カ)りて美人と富財を釣ったと云はるれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android