名を取る(読み)ナヲトル

デジタル大辞泉 「名を取る」の意味・読み・例文・類語

・る

評判を得る。名を得る。
「あだなる―・り給ふおもて起こしに」〈夕霧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名を取る」の意味・読み・例文・類語

な【名】 を 取(と)

  1. 評判を得る。名声を博す。
    1. [初出の実例]「御妻(め)には一世源氏、かたち清らなる名とり給へるが、十四歳なるを、え給て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)
  2. 表面上の名誉・体面などを得る。
    1. [初出の実例]「一方が名をとり他方が実をとる」(出典:入会問題と入会紛争(1961)〈渡辺洋三〉三)

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