名立町(読み)なだちまち

日本歴史地名大系 「名立町」の解説

名立町
なだちまち

面積:六五・七一平方キロ

町域南端の不動ふどう(一四三〇・一メートル)に発し、北流して日本海に注ぐ流長約二五キロの名立川の下流約一五キロの東西両岸に散在する小集落からなる。東は上越市・新井市、南は中頸城郡中郷なかごう村、西は能生のう町に接する南北に細長い町。近世は名立谷とも称され、古代は沼川ぬのかわ郷の一部をなした。近世初めは高田藩松平光長領の山下やました郷の一部、元禄五年(一六九二)糸魚川藩有馬氏領、同八年幕府領、宝永七年(一七一〇)名立川の東の川東地域は、車路くるまじ村・すぎ村・濁沢にごりさわ村・とうげ村・池田いけだ村・折戸おりと村・東蒲生田ひがしかもうだ村・瀬戸せと村・飛山ひやま村と川西田野上たのうえ村・丸田まるだ村・西蒲生田村が松平越中守領で、他は幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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