名詞クラス(読み)めいしくらす

世界大百科事典(旧版)内の名詞クラスの言及

【スワヒリ語】より

…最後から数えて2番目の音節が自動的に高く発音される。バントゥー語の特徴である名詞クラスのシステム(名詞が人間,樹木,果物,小さい物体など,そのあらわす物の性質その他により何種類かに分類され,それぞれに特有の接頭辞をもち,さらにその同じ接頭辞が,名詞と結合する形容詞,動詞にも添えられる。これらの具体的な例については表を参照)は,スワヒリ語でもはっきりとあらわれており,アラビア語のkitāb(本)を小さい物体をあらわすki‐,vi‐クラスの接頭辞ki‐で再解釈して,ki‐tabuのように見なす現象も生じる。…

【ニジェール・コルドファン語族】より

…前者は日本で一般にもよく知られているバントゥー諸語(スワヒリ語はその中の一言語)などを含む大言語群であるが,後者はスーダンのコルドファン山地に集中する中小の言語群で,ヘイバンHeiban,タローディTalodi,ラシャドRashad,カードゥグリKadugli,カトラKatlaの5グループから成っている。 この語族に属するすべての言語に共通する文法事象に,名詞クラスがある。すなわち,すべての名詞がいくつかのクラス(部類)に分類され,それぞれのクラスが指標class markerをもつ。…

※「名詞クラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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