后・妃・後宮(読み)きさき

精選版 日本国語大辞典 「后・妃・後宮」の意味・読み・例文・類語

きさき【后・妃・後宮】

〘名〙
天皇の正妻。皇后中宮。また、太皇太后皇太后をもいい、女御、更衣などをさす場合もある。きさい
書紀(720)継体元年三月(前田本訓)「天位(しろ)しめして良き日を占抉(えら)びて初めて後宮(キサキ)を拝むるに拠て文を為れり」
※後撰(951‐953頃)雑一・一〇九七・詞書「きさきをはじめ奉りて女御更衣、猶ひとつ院にさぶらひ給ひける」
② 王侯貴族の妻。
※天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「公主(キサキ)
太平記(14C後)三〇「洛西の地三百里を紂王の后(キサキ)に献じて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android