向所敵なし(読み)むかうところてきなし

精選版 日本国語大辞典 「向所敵なし」の意味・読み・例文・類語

むかう【向】 所(ところ)(てき)なし

向かい進むところに抵抗する者がない。
※泰西勧善訓蒙(1873)〈箕作麟祥訳〉一「歴山王(アレキサンドル)は向ふ所敵なく諸国を征服したる英雄なりしが」 〔諸葛亮‐心書〕
[補注]「書紀‐景行四〇年七月」の「所向無前、所攻必勝」について、寛文版訓では「向ふ所前(カタキ)無し」と読んでいる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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