含硫アミノ酸(読み)がんりゅうあみのさん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「含硫アミノ酸」の意味・わかりやすい解説

含硫アミノ酸
がんりゅうあみのさん

硫黄(いおう)を含んだアミノ酸総称で、普通メチオニンおよびシスチンをいう。このほか硫黄を含むアミノ酸にランチオニンがある。含硫アミノ酸は栄養上、必須(ひっす)アミノ酸である。食品タンパク質には広く分布しているが、卵タンパク質以外はその含量が少なく、食事に不足する場合が多いので、栄養上重要なアミノ酸の一つとされている。

[宮崎基嘉]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「含硫アミノ酸」の解説

含硫アミノ酸

 硫黄を含んだアミノ酸の総称.メチオニン,シスチン,システインシスタチオニンタウリンなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android