吸収(化学)(読み)きゅうしゅう

百科事典マイペディア 「吸収(化学)」の意味・わかりやすい解説

吸収(化学)【きゅうしゅう】

ある物質が他の物質の内部にその界面をこえて取り込まれる現象。ふつう分子,原子イオンの形で溶解化学反応によって取り込まれる場合をいうが,吸蔵膨潤などを含めていうことも多い。炭酸ガスの水および水酸化カリウムによる吸収はそれぞれ溶解および化学反応による吸収の例。ある物質が他の物質の内部にまで取り込まれず,その界面付近にとどまっている場合には吸着という。
→関連項目溶解

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android