百科事典マイペディア 「吸音材料」の意味・わかりやすい解説
吸音材料【きゅうおんざいりょう】
→関連項目防音構造
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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…とくに境界面が綿や連続気泡性樹脂などの多孔質材料でできていると,材料内部に入った音が隙間内部の表面での摩擦によってエネルギーの多くの部分を失うことになる。こうした材料を吸音材料と呼んで,音の調整に広く使われている。
[騒音]
音は,音声などの信号による情報の伝達,音楽などさまざまな形で人間の生活に役だっているが,その反面では機械,車両,航空機などから発生した音が,騒音として人間に関与している。…
…なお,多目的ホールなどでは多様な用途に応じて残響時間を変化させるために,プリズム状回転体の各面を吸音・反射・拡散用としておき,室の使用状態に応じていずれかの面を出すなど,各種の残響可変装置がくふうされている。
[吸音材料]
境界面に音が入射したとき,入射音エネルギーEiに対する反射音エネルギーErの割合r=Er/Eiをエネルギー反射率といい,(1-r)/Eiを吸音率という。すなわち吸音率とは,入射音エネルギーに対する見かけ上吸収されたエネルギー,すなわち実際に吸収されたエネルギーと境界面を透過してしまうエネルギーの和の割合を意味する。…
※「吸音材料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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