吾を哭し泣く(読み)あをねしなく

精選版 日本国語大辞典 「吾を哭し泣く」の意味・読み・例文・類語

あ【吾】 を 哭(ね)し泣(な)

私を(声を立てて)泣かす。
万葉(8C後)一四・三四七一「暫(しまら)くは寝つつもあらむを夢のみにもとな見えつつ安乎禰思奈久流(アヲネシナクル)
[補注]「泣く」は下二段活用他動詞で、「泣かせる」という使役の意。一説に、下二段活用の自動詞として、「を」は間投助詞とみる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android