味到(読み)ミトウ

デジタル大辞泉 「味到」の意味・読み・例文・類語

み‐とう〔‐タウ〕【味到】

[名](スル)内容を十分に味わい知ること。
「お師匠様の三味線妙音を、失明の後に始めて―した」〈谷崎春琴抄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「味到」の意味・読み・例文・類語

み‐とう ‥タウ【味到】

〘名〙 内容を十分に味わい知るに至ること。内容を味わい尽くすこと。十分に味わい知ること。味得。
戯作三昧(1917)〈芥川龍之介〉一五「この感激を知らないものに、どうして戯作三昧の心境が味到されよう」

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