味噌も糞も一緒(読み)ミソモクソモイッショ

デジタル大辞泉 「味噌も糞も一緒」の意味・読み・例文・類語

味噌みそくそ一緒いっしょ

よいものも悪いものも同一に扱うことのたとえ。糞も味噌も一緒。

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精選版 日本国語大辞典 「味噌も糞も一緒」の意味・読み・例文・類語

みそ【味噌】 も 糞(くそ)も一緒(いっしょ)

  1. 善悪優劣清濁など、性質の異なるものを区別しないでひとつにすること。何もかもごちゃまぜにすること。
    1. [初出の実例]「その動機、態度、精神などをよく落ち着いてみることもしないで、味噌もくそも一緒くたにして」(出典:中野重治論‐晴れた時間(1946)〈荒正人〉)

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ことわざを知る辞典 「味噌も糞も一緒」の解説

味噌も糞も一緒

善悪・優劣・清濁など、性質がまるで異なるものを区別しようとせず、いっしょくたにすること。何もかもごちゃまぜにすること。

[使用例] こんなに、ミソもクソもいっしょの狭いところに住んだこともなかった[富岡多恵子*壺中庵異聞|1974]

[解説] 「くそみそ」というと、単に区別しないで一緒にするのではなく、無価値なものとしてむやみに否定するニュアンスも生じます。

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