命なりけり(読み)イノチナリケリ

デジタル大辞泉 「命なりけり」の意味・読み・例文・類語

いのちなりけり

命があったからこそのことである。生きていたからできたことである。
「年たけて又越ゆべしと思ひきや―さ夜の中山」〈新古今羇旅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「命なりけり」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 なりけり

命があったればこそだの意。寿命を長らえたことに対しての詠嘆のことば。
※新古今(1205)羇旅・九八七「年たけて又こゆべしと思ひきやいのちなりけり小夜の中山〈西行〉」

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