命の綱(読み)イノチノツナ

デジタル大辞泉 「命の綱」の意味・読み・例文・類語

いのち‐の‐つな【命の綱】

《命をつなぎとめている綱の意から》生きていくうえでこの上もなく大切なもの。いのちづな。「わずかな食糧命の綱だ」「命の綱と頼る人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「命の綱」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 の 綱(つな)

① 人がこの世に生き長らえるのを、舟が綱でつながれているのにたとえた表現。命をつないでいくたより。生きてゆくのにもっとも頼みとなるもの。
※談義本・労四狂(1747)上「食事は人間第一、命(イノチ)の綱(ツナ)たりといへども」
② もっとも重要な食物の意で、米の飯をいう。

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