命を捨てる(読み)イノチヲステル

デジタル大辞泉 「命を捨てる」の意味・読み・例文・類語

いのち・てる

ある目的のために死ぬ。命を投げ出す。「―・てる覚悟で取り組む」
生きるべきなのに死ぬ。「無謀な運転で―・てる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「命を捨てる」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 を 捨(す)てる

  1. 自分の命が危険になるのも顧みないで努力する。
    1. [初出の実例]「命をすてて、かの玉の枝持ちて来るとて」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  2. 死ぬ。また、生きることを放棄して死を選ぶ。惜しまず命を断つ。
    1. [初出の実例]「通盛如何にも成らむと云ふとも爾は命を不捨」(出典:平松家本平家(13C前)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android