和久山きそ(読み)ワクヤマ キソ

20世紀日本人名事典 「和久山きそ」の解説

和久山 きそ
ワクヤマ キソ

明治〜昭和期の教育者 頌栄幼稚園園長。



生年
元治2年1月31日(1865年)

没年
昭和18(1943)年2月15日

出生地
摂津国三田(兵庫県三田市)

学歴〔年〕
神戸英和女学校〔明治20年〕卒,頌栄保母伝習所〔明治24年〕卒

経歴
神戸英和女学校在学中にキリスト教にふれ、牧師松山高吉から洗礼を受ける。明治20年に同校を卒業後、同志社女学校で英語を教えるとともに舎監を兼ねた。のち神戸に戻って頌栄保母伝習所で幼児教育を学び、保母として同所及び頌栄幼稚園に勤務。昭和2年引退した頌栄学園の設立者ハウ後任として同幼稚園長兼同保母伝習所長に就任。45年に渡って頌栄に奉職し、その間に数多くの幼時教育者を育てた。また、フランスの幼児教育者フレーベルを紹介したハウに協力し、その翻訳業を助けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「和久山きそ」の解説

和久山きそ わくやま-きそ

1865-1943 明治-昭和時代前期の教育者。
慶応元年6月25日生まれ。神戸英和女学校在学中に受洗。卒業後同志社女学校の英語教師,舎監をつとめる。のち神戸の頌栄(しょうえい)保母伝習所でまなび,頌栄幼稚園長,保母伝習所長となる。望月クニらとともに幼稚園教育につくした。昭和18年2月15日死去。79歳。摂津三田(さんだ)(兵庫県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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