和歌山毒物カレー事件

共同通信ニュース用語解説 「和歌山毒物カレー事件」の解説

和歌山毒物カレー事件

1998年7月25日、和歌山市園部の夏祭り会場で提供されたカレーを食べた10~64歳の男女4人が翌日に死亡し、63人が急性ヒ素中毒になった。和歌山県警は同12月、保険金の詐欺容疑などで逮捕していた林真須美はやし・ますみ死刑囚を殺人と殺人未遂の疑いで再逮捕した。和歌山地裁は2002年に死刑判決を言い渡し、09年に最高裁で確定。林死刑囚は一貫して関与を否定し、これまでに3回再審請求している。ヒ素の科学鑑定をした鑑定人に損害賠償を求める訴訟や、報道によって名誉を毀損きそんされたとして出版社や新聞社を相手取る訴訟も起こした。

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