和稲(読み)ニキシネ

デジタル大辞泉 「和稲」の意味・読み・例文・類語

にき‐しね【稲】

後世は「にぎしね」とも》もみをすりとった稲。にこしね。
「みかの腹てならべて、―、荒稲に」〈祝詞・竜田風神祭〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「和稲」の意味・読み・例文・類語

にき‐しね【和稲】

〘名〙 (後世は「にぎしね」とも) 稲の実のもみ殻を取り去ったもの。米。にこしね。⇔荒稲(あらしね)
延喜式(927)祝詞(出雲板訓)「𤭖の腹満て双べて、和稲(ニキシネ)荒稲(あらしね)に、山に住む物は毛の和(にこ)き物、毛の荒き物」

にこ‐しね【和稲】

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