哀れび(読み)アワレビ

デジタル大辞泉 「哀れび」の意味・読み・例文・類語

あわれび〔あはれび〕【哀れび/×憐れび】

哀れみ」に同じ。
「―を広田の浜に祈りても今はかひなき身の思ひかな」〈拾遺愚草・下〉

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精選版 日本国語大辞典 「哀れび」の意味・読み・例文・類語

あわれびあはれび【哀・憐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「あわれぶ(哀)」の連用形名詞化 ) =あわれみ(哀)
    1. [初出の実例]「たまたま聞きつくるけだもの、ただこのあたりにあつまりて、あはれびの心をなして」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

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