哭泣(読み)コッキュウ

デジタル大辞泉 「哭泣」の意味・読み・例文・類語

こっ‐きゅう〔コクキフ〕【×哭泣】

[名](スル)
大声をあげて泣き叫ぶこと。号泣。「天を仰いで哭泣する」
葬儀の際、死を悲しんで泣き叫ぶこと。また、その儀礼

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精選版 日本国語大辞典 「哭泣」の意味・読み・例文・類語

こっ‐きゅうコクキフ【哭泣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 声をあげて泣くこと。泣き叫ぶこと。
    1. [初出の実例]「悉如父母、哭泣之声、満行路」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. 「泣かうとしても泣けませんでした。哭泣するなんてことは何んなになったら出来るでせう」(出典:煤煙(1909)〈森田草平〉一八)
    3. [その他の文献]〔荘子‐斉物論〕
  3. 親族の死を弔って泣き叫ぶこと。また、その礼。哭。
    1. [初出の実例]「興福寺事、氏之大事也、云彼云是、尤可哭泣之礼歟」(出典:玉葉和歌集‐養和元年(1181)正月一日)
    2. [その他の文献]〔礼記‐檀弓上〕

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普及版 字通 「哭泣」の読み・字形・画数・意味

【哭泣】こくきゆう(きふ)

なく。哭はもと弔うときの礼。〔泊宅編、一〕韓之に悲多し。詩三百六十、哭泣を言ふ三十首なり。白樂天に樂多し。詩二千百、飮酒を言ふ九百首なり。

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