唐巻染(読み)カラマキゾメ

デジタル大辞泉 「唐巻染」の意味・読み・例文・類語

から‐まきぞめ【唐巻(き)染(め)/絡巻(き)染(め)】

《「から」は中国風の意とも、糸を絡みつける意ともいう》巻き染めの一。巻いた絹の上をで巻いて染めるもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐巻染」の意味・読み・例文・類語

から‐まきぞめ【唐巻染】

〘名〙 (「から」は中国風の意とも、単に美称ともいう。また、「絡巻染」で、「唐」はあて字ともいう) 巻いた絹の上を緒(お)で巻いて染めた絞り染め。また、その染物
平家(13C前)一一「能登守教経〈略〉鎧直垂はき給はず、唐巻染の小袖唐綾威の鎧きて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android