唯物(読み)ユイブツ

デジタル大辞泉 「唯物」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐ぶつ【唯物】

すべての根源物質と考え、精神実在を否定すること。⇔唯心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唯物」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐ぶつ【唯物】

〘名〙 精神の実在を否定し、ただ物質だけが真の存在だとして、物質を本位として考えること。唯心(ゆいしん)に対していう。
※精神啓微の評(1889)〈森鴎外〉「唯物と唯心との併行は成し得べきものとなすか」

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