商口(読み)あきないぐち

精選版 日本国語大辞典 「商口」の意味・読み・例文・類語

あきない‐ぐち あきなひ‥【商口】

〘名〙
商人商品効能を並べたてる口調。商品を売るためのじょうずな口のきき方。売り口上。
※俳諧・物種集(1678)「旅つつら高野聖のときほとき 商口ののりのことはり〈宗因〉」
② 商品を売り込むところ。売買をする相手得意先。贔屓先(ひいきさき)
※金(1926)〈宮嶋資夫二五定期にかけられてゐると云ふのは名計りで商口(アキナイグチ)は皆目なく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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