商農分離(読み)しょうのうぶんり

旺文社日本史事典 三訂版 「商農分離」の解説

商農分離
しょうのうぶんり

安土桃山時代豊臣秀吉の身分政策
秀吉は全国統一の過程において,1588年刀狩令を通じ封建身分制の固定化を進めていたが,'90年後北条氏征服後,翌 '91年66カ国人掃い令や身分法令三箇条を出して士農の分離をはかるとともに,貢租確保のため商農分離を命じた。これにより商工業者は城下町に集住させられた。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android