善ヶ島村(読み)ぜんがしまむら

日本歴史地名大系 「善ヶ島村」の解説

善ヶ島村
ぜんがしまむら

[現在地名]妻沼町善ヶ島

利根川右岸の自然堤防上に位置し、南は上須戸かみすど村、西は妻沼村道閑どうかん堀を挟んで八ッ口やつくち村、北は利根川を隔て上野国邑楽おうら古海こかい(現群馬県大泉町)。天正一九年(一五九一)三月、おし(現行田市)の松平家忠は「ぜんか島村」の五二三石余を預けられている(「伊奈忠次忍領預地書立」長崎県片山家文書)。田園簿によると高八五一石余、田方一七町四反余・畑方八五町七反余、ほかに荻野五町五反・柳原一町二反があり、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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