善心尼(読み)ぜんしんに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「善心尼」の解説

善心尼 ぜんしんに

?-? 奈良時代尼僧
奈良橘(たちばな)寺で写経事業にかかわる。正倉院文書によれば,天平勝宝(てんぴょうしょうほう)4年(752)造東大寺司に「最勝王経」を,内裏に経や櫃(ひつ)を貸し,5年には東大寺写経所に「法花経」16部,「無量義経」16巻を写経させている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android