善悪・良悪(読み)よしあし

精選版 日本国語大辞典 「善悪・良悪」の意味・読み・例文・類語

よし‐あし【善悪・良悪】

〘名〙
① よいことと悪いこと。また、よいかわるいかということ。善悪(ぜんあく)吉凶良否など。
※能因本枕(10C終)三一一「品(しな)こそ男も女もあらまほしき事なめれ。家の君にてあるにもたれかはよしあしを定むる」
② よい点も悪い点もあって、どちらか一方にと急には決められない状態。また、よいか悪いかを簡単に判断はできないが、どちらかといえば悪い状態。
評判記・吉原すずめ(1667)上「五三人の一座うち、しょたいめんの男の、はなす女郎に、つれの近づき有は、よしあし也」
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉中「小供に学問をさせるのも、好(ヨ)し悪(ア)しだね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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