善良(読み)ゼンリョウ

デジタル大辞泉 「善良」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐りょう〔‐リヤウ〕【善良】

[名・形動]性質のよいこと。性質がおだやかですなおなこと。また、そのさま。「善良市民
[派生]ぜんりょうさ[名]
[類語]正直真っ正直馬鹿正直実直じっちょく実体じってい誠実真率しんそつ朴直律儀りちぎ

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精選版 日本国語大辞典 「善良」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐りょう‥リャウ【善良】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 正直で素直なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「妄庸競馳、以住持奇貨善良見忌而永沈」(出典:東海一漚集(1375頃)二・無夢住東福江湖疏)
    2. 「王は性質善良の人にして」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    3. [その他の文献]〔礼記‐学記〕
  3. 品質などがよいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其の米は如何に善良なるにもせよ」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉五)

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普及版 字通 「善良」の読み・字形・画数・意味

【善良】ぜんりよう

よい。

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