喜志 邦三(読み)キシ クニゾウ

20世紀日本人名事典 「喜志 邦三」の解説

喜志 邦三
キシ クニゾウ

昭和期の詩人 神戸女学院大学名誉教授。



生年
明治31(1898)年3月1日

没年
昭和58(1983)年5月2日

出生地
大阪府堺市

別名
号=麦雨

学歴〔年〕
早稲田大学英文科〔大正8年〕卒

主な受賞名〔年〕
NHK放送文芸賞〔昭和14年〕

経歴
新聞記者を経て、大正14年から神戸女学院大学で詩学などを講じる。かたわら三木露風に師事し、第3次「未来」に参加。昭和8年「雪をふむ跫音」を刊行。他の詩集に「堕天馬」「交替の時」「花珊瑚」などがあり、評論集に「現実詩派」「新詩の門」などがある。戦後は、24年以降「交替詩派」「灌木」を主宰し、新進詩人の育成にもつとめた。また「お百度こいさん」「踊子」などのヒット歌謡曲の作詞でも知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android