喜懼(読み)キク

デジタル大辞泉 「喜懼」の意味・読み・例文・類語

き‐く【喜×懼】

[名](スル)喜びながら、一方では恐れること。喜びと恐れ。「人間小事にも喜懼するものだ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「喜懼」の意味・読み・例文・類語

き‐く【喜懼】

  1. 〘 名詞 〙 一方では喜びながら、他方では恐れること。喜びと恐れ。
    1. [初出の実例]「独歎喜懼之交一レ懐」(出典本朝文粋(1060頃)一四・村上天皇為母后四十九日御願文〈大江朝綱〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「喜懼」の読み・字形・画数・意味

【喜懼】きく

喜びと、おそれ。漢・張衡東京の賦〕客に大ひ、義にく。(はげ)み戒を畏れ、喜懼(こもごも)爭ひ、罔然として(ゑ)ふが(ごと)し。

字通「喜」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android