喝火(読み)カッコ

デジタル大辞泉 「喝火」の意味・読み・例文・類語

かっ‐こ【喝火】

《「こ(火)」は唐音禅寺で、就寝前に火の用心を呼びかけること。また、その役目の僧。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「喝火」の意味・読み・例文・類語

かっ‐こ【喝火】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「喝(かつ)」は唱える意。「こ」は「火」の唐宋音 ) 仏語。禅寺で、寝る前に寮を巡回して火の用心をいうこと。また、その役僧かっか。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「忠曰、巡寮警火、言喝火、所謂照顧火燭也。見唄器門火鈴処」(出典:禅林象器箋(1741)執務)
    2. [その他の文献]〔備用清規〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android