喝道(読み)カツドウ

デジタル大辞泉 「喝道」の意味・読み・例文・類語

かつ‐どう〔‐ダウ〕【喝道】

大声でしかりつけること。どなりつけること。
昔、貴人通行するとき、大声を上げて先払いをしたこと。先払い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「喝道」の意味・読み・例文・類語

かつ‐どう ‥ダウ【喝道】

〘名〙
① 大声でしかりつけること。どなりつけること。叱咜(しった)すること。
江戸繁昌記(1832‐36)三「便ち細竿を使て帷帛を捲き上す。喝道す」
② 貴人の通行の際、先頭にたって声をあげて、通行人を制すること。さきばらい。
空華日用工夫略集‐康暦二年(1380)一二月一五日「称裹頭大衆者三百余人、皆懐大刀螺喝道而行」 〔韓愈‐飲城南道辺古墓上詩〕
[補注]①は「忠義水滸伝解‐二回」に「喝道 キット怒リノノシルナリ」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「喝道」の読み・字形・画数・意味

【喝道】かつどう(だう)

先ばらい。貴人高官が通るとき、人を追い払った。〔李商隠雑纂〕(殺風景す。

字通「喝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android