嗟嘆・嗟歎(読み)さたん

精選版 日本国語大辞典 「嗟嘆・嗟歎」の意味・読み・例文・類語

さ‐たん【嗟嘆・嗟歎】

〘名〙
① 感じいってほめること。感心してほめること。
万葉(8C後)五・沈痾自哀文「何由慮之、惟以人無賢愚、世無古今咸悉嗟歎」
筑波問答(1357‐72頃)「また、おなじき文に、嗟嘆するにたへざれば詠歌すといへるも」 〔漢書‐趙充国伝〕
② なげくこと。
将門記(940頃か)「厳父国香が舎宅は皆悉く殄(ほろ)び滅し、其の身も死ぬる者なり、逈(はるか)に此の由を聆(き)きて心中に嗟嘆す」

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