嘗よう(読み)なめるよう

精選版 日本国語大辞典 「嘗よう」の意味・読み・例文・類語

なめる【嘗】 よう

① 舌でなめ取るように、くまなく行き渡る形容に用いる。
※葛飾砂子(1900)〈泉鏡花〉六「水は船底を嘗めるやうにさらさらと引いて石垣へだぶり」
② 舌でやさしくなめるように、子どもをかわいがる形容に用いる。
※ある女(1973)〈中村光夫〉八「やっとつかまり立ちするやうになった男の子伯母はなめるやうに可愛がって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android