嘯吹八幡神社(読み)うそぶきはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「嘯吹八幡神社」の解説

嘯吹八幡神社
うそぶきはちまんじんじや

[現在地名]豊前市山内

岩岳いわたけ川中流左岸、山内やまうち集落の東に鎮座する。旧郷社。祭神は応神天皇・神功皇后仲哀天皇・天児屋根命・武内宿禰・速秋津彦神。社蔵の嘯吹八幡大神古縁記によれば、仁寿二年(八五二)に勧請されたといい、山内八幡宮と称された。元禄二年(一六八九)の改帳(友枝文書)には山内村氏神とあり、社司は初山図書。宝暦一二年(一七六二)とみられる三毛門手永寺社改帳(同文書)では山内村・下河内しもがわち村・才尾さいお村三村の氏神とし、毎年九月二五日夜に岩戸神楽が執行され、翌二六日神楽、神酒を供え三ヵ村氏子が参詣した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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