普及版 字通 「嘶(漢字)」の読み・字形・画数・意味
嘶
15画
[字訓] いななく・むせぶ
[字形] 形声
声符は斯(し)。〔玉〕に「馬鳴くなり」とあり、その嘶く声を写した字であろう。また「噎(むせ)ぶなり」とあり、しゃがれた、むせぶような声をいう。
[訓義]
1. いななく、馬がなく。
2. こえがかれる、しゃがれる。
3. むせぶ、むせる、むせび鳴く。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕嘶 イバユ・イナナク・ウマイナナク・ヒヒラク・コロロク・サヘツル・カヒノオトナリ 〔立〕嘶 ヒニフク・イナナク・ココロ(ロロ)ク・イバユ・ヒロク
[熟語]
嘶▶・嘶喝▶・嘶▶・嘶咽▶・嘶叫▶・嘶鴻▶・嘶号▶・嘶困▶・嘶酸▶・嘶醜▶・嘶嘯▶・嘶声▶・嘶噪▶・嘶譟▶・嘶囀▶・嘶馬▶
[下接語]
寒嘶・雁嘶・驕嘶・群嘶・鴻嘶・酸嘶・声嘶・長嘶・馬嘶・雄嘶・連嘶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報